MicroPecker RAMモニタ

リアルタイムRAMモニタ

MicroPecker RAMモニタは、マイコンに搭載されているデバッグインターフェイスを利用することで、タ―ゲットプログラム実行をブレークすることなくリアルタイムでRAMデータのモニタリングやデータ収集が可能になります。

また、RAM書き換え機能、リプログラミング機能を備えており、ECU(Electronic Control Unit)の適合やデバッグに最適なツールです。

エンジン制御等でブレークする事ができないシステムのパラメータ状態を常に監視したい場合にMicroPeckerが威力を発揮します。

 

機能概要

ロギング機能

  • RAMデータのリアルタイムモニタリング、ロギングが可能
  • 様々なデバッグインターフェイス搭載マイコンに対応
  • 開始、停止のトリガー設定が可能
  • RAMデータのリアルタイムグラフ表示が可能

RAM書き換え機能

  • RAMモニタリング中に、RAMデータの書き換えが可能
  • 最大書き換えポイント数 32点

リプログラミング機能

  • ユーザープログラム領域のリプログラミングが可能
    ※AUDデバッグインターフェイス搭載マイコンには対応していません。
  • モトローラファイル形式に対応

RAMモニタ対応マイコン

下記の車載向けマイコンに対応しています。

マイコンのデバックインターフェイスに対応して、MicroPecker RAMモニタソフトウェアの組み合わせが異なります。

 

対応マイコン
MicroPecker RAMモニタパッケージ
ルネサスエレクトロニクス製マイコン
  • R32C/121
  • R32C/145
  • R32C/156
  • R32C/160
arrow ECU適合RAMモニタ for Renesas NSD
  • R8C/34
  • M16C/5M
  • M16C/5L
ECU適合RAMモニタ for Renesas OCD
  • SH7047
  • SH7147
ECU適合RAMモニタ for Renesas NSDAUD変換ユニット

 

ECU適合RAMモニタ for Renesas NSD

対応マイコン

  • R32C/121
  • R32C/145
  • R32C/156
  • R32C/160

ECU適合RAMモニタ for Renesas NSDは、ルネサスエレクトロニクス製車載向けマイコンに組み込まれているNSD(New Single-wire Debugger)デバッグインターフェイスに対応したRAMモニタです。

 

一線式RAMモニタ

MicroPeckerは、1線式インターフェースを搭載し、標準化団体JASPARが進める仕様を目指したツールプラットフォームです。
1線式インターフェースは、プログラムのトレースやRAMモニタデータ収集などをわずか1端子接続(同軸ケーブル1本)で可能となるインターフェースです。

一線式デバッグインターフェイス搭載マイコンとMicroPeckerとは、同軸ケーブルによる1端子の接続だけでRAMモニタリングが可能になります。

 

高速・高耐性な同軸ケーブル

1線式インターフェイスに細身で高品質の同軸ケーブルを用いることで、外部ノイズに対して高い耐性を持つだけでなく、最大10mのクリアランスを確保しながら最大32Mbpsというハイスピードの通信速度を実現します。

 

オプションユニット

AUD変換ユニット

AUD変換ユニットは、ルネサスエレクトロニクス製AUDデバッグインターフェイス搭載マイコンに対応したインターフェイス変換ユニットです。

ECU適合RAMモニタ for Renesas NSDとAUD変換ユニットを組み合わせることで、AUDインターフェイス搭載ECUとも通信が可能になります。

MicroPeckerと変換ユニットとの間は同軸ケーブルを使用するので、長いクリアランス、ノイズ耐性の高さはそのままです。

※現在、開発中の製品です。

 

対応マイコン

ECU適合RAMモニタ for Renesas NSDとAUD変換ユニットの組み合わせで、ルネサスエレクトロニクス製AUDデバッグインターフェイス搭載マイコンにRAMモニタが対応します。

  • SH7047
  • SH7147

 

ECU適合RAMモニタ for Renesas OCD

対応マイコン

ECU適合RAMモニタ for Renesas OCDは、ルネサスエレクトロニクス製OCD(On Chip Debugger)デバッグインターフェイス搭載マイコンに対応したRAMモニタです。

  • R8C/34
  • M16C/5L
  • M16C/5M

 

OCDインターフェイスに対応

MicroPeckerの接続ケーブルをツイストペアケーブルに変更することで、ルネサスエレクトロニクス製OCD(On Chip Debugger)インターフェイスマイコンに対応します。

ツイストペアケーブルでターゲットボードと接続することで、最大1Mbpsの速度で通信が可能です。

 

仕様

仕様一覧

 

項目 説明
対応MCU

◆RENESAS NSD I/F搭載MCU
R32C/121, R32C/145, R32C/156, R32C/160

◆RENESAS OCD I/F搭載MCU
R8C/34, M16C/5L, M16C/5M

モニタリング領域 ターゲットMCUの内蔵RAM領域
リプログラミング領域 ターゲットMCUのユーザーROM領域
通信速度 (*1)

◆RENESAS NSD通信
R32C/100シリーズ(MCU→ツール 32Mbps(MAX), ツール→MCU 1Mbps(MAX))

◆RENESAS OCD通信
1線:R8C/34  MCU⇔ツール 500kbps(MAX)
2線:M16C/5L, M16C/5M  MCU⇔ツール1Mbps(MAX)

対応PC Windows PC
HDD 10Mbps + ロギングで使用するサイズ以上の空き
1024×768ドット以上、32bitカラー(グラフィックアクセラレータ使用推奨)
メモリ 1Gbyte以上
USB 2.0 High Speed(480Mbps)
対応OS Windows XP, Windows Vista, Windows 7 (32bit、64bit*2)
シンボルファイル読込み機能 ルネサスエレクトロニクス製Cコンパイラが出力するMAPファイルにのみ対応
ロギング機能 サンプリングロギング時間 1msec ~ 1000msec (1msec単位で設定可能)
サンプリングモニタ表示時間 100msec ~ 1000msec (10msec単位で設定可能)
モニタポイント数 (*3) 1点 ~ 64点(1バイト、2バイト、4バイト)
アドレス指定 直接アドレス指定、シンボル指定
ロギング可能容量 ロギング先のディスクの容量に依存
トリガモード Free Runモード、Triggerモード (開始/終了トリガ、各1点)
トリガ条件 指定メモリ値に対する ==, !=, <, > 条件
モニタ表示形式 10進(符号付き・なし)、16進、2進、浮動小数点(*4)
物理量変換(aUX+b, aSX+b, aFX+b, a(UX;b),  a(SX+b), a(FX+b) )
ロギング出力先 ファイル(ファイル名の指定可能)
ロギング書式 テキスト形式:CSV、出力フォーマット:16進出力 or 2進出力
絶対時間, モニタ値, トリガポイント等を出力
サンプリング性能

◆RENESAS NSD対応
R32C/100シリーズ(64点/msec)

◆RENESAS OCD対応 (*5)
1線:R8C/34  (3WORD/msec)
2線:M16C/5L, M16C/5M  (5WORD/msec)

RAM書き換え機能 (*6) モニタ、書き換えポイント数 1点 ~ 32点(1バイト、2バイト、4バイト)
アドレス指定 直接アドレス指定、シンボル指定
リプログラミング機能 入力ファイル .mot形式
書込み可能領域 ユーザープログラム領域
書込み制御 Erase-Program-Verify
ブロック指定 不可

*1:ご使用クロック(BASEクロック、CPUクロック、周辺バスクロック)によっては、最高速度で通信ができない場合があります。
最高速度での通信が出来ない状況下では、サンプリング性能を満たせない場合があります。

*2:Windows 7 (64bit)の場合、32bitアプリケーションで動作します。

*3:RENESAS NSD対応RAMモニタ使用時は、2バイトデータのモニタ→偶数アドレス、4バイトデータのモニタ→4の倍数のアドレス指定になります。

*4:規格は、IEEE754に準拠とします。
精度は、単精度4Byteとします。
表示形式は、指数表示固定となります。
浮動少数点を使用してのトリガモードは使用出来ません。

*5:RENESAS OCD対応RAMモニタ使用時は、RAMモニタの通信規格上、データの収集を2バイト単位で行いますので、4バイト指定時は、1点につき2点分として換算されます。

*6:NSD仕様上、RAM書き換えにはCPUのモニタ介入が入るため、ご利用に際して、専用のモニタソフトウェアをお客様のターゲットプログラムにリンクする必要があります。